log002
日付:5/16
研究開始から1週間がたった。
そのうちにサンプル001を室温(25℃)と冷凍庫(-20℃)に分け、温度による変化と腐敗や酸化による変質の経過を比較した。
これが牛乳と同じ、有機物由来ならば適切な保存方法をとらなければ腐食していくはずである。
しかし、肉眼においては変化は全く見られなかった。匂いも腐った匂いではなく1週間前のにおいを保持している。組成を確認しても大きな変化は見られず、採取時と同様の様相を呈している。
追加で燃焼による変化を観察した。
少量を耐熱容器上に滴下し、点火を試みたところ、着火までには一定の時間を要した。しかし、一度燃焼が始まると予想以上の発熱を示し、完全燃焼まで継続した。燃焼後に残った残渣は極めて少なく、同量の一般的な有機物と比較しても異質な印象を受ける。
この物質は今までのどの物質にもあてはまらない特異性を有しており、本当に新素材なのだろう。
少なくとも、私の知る限り、空気中に1週間曝露されても腐敗や変質を示さない動物性液体は存在しない。
この素材がどのように採取されているか、調査機関に問い合わせるとしよう。